経営コンサルタント「名門コンサルティング」がお贈りする
ネットショップ開業のノウハウ1


 

はじめに


 当社代表三沢は、経営コンサルタントとしてネットショップ7店のコンサルティングを行ってきました(2012年11月現在)。 そのうち3店は、大手企業の新規事業です。
 これからネットショップを立ち上げる方のために、これら7の大部分に開業最初期から関わった経験に基づいて、以下のアドバイスを述べさせて頂きます。



取り扱う商品区分の決定


 ネットショップの出店に際しては、まず取り扱う商品の区分を決めなければなりません。
  取り扱う商品は、以下のチェックポイントを満たしている必要があります。


1. 自社にその分野の商品知識があること(仕入までに必死に勉強して商品知識を得るでもOK!ではあります)

 自社に取り扱う分野の商品に関する知識がなければ、売れ筋を見極めて魅力的な商品を仕入れることも難しく、またお客様を引きつける商品説明をウェブサイトに記載することも難しくなります。 更に、お客様からの問い合わせにスムーズに返答することも難しく、売上が上がりにくくなります。
 ですから、自社で知識を持っている分野の商品を取り扱うべきです。


2. 取り扱う商品の粗利益率が高いこと

 仕入及び広告やオペレーションに係わる費用をまかなって利益を上げ続けるためには、取り扱う商品の粗利益率が高い必要があります。
 望ましいのは、仕入原価が販売価格の1/3以下に収まることです。


3. 自社よりも遙かに強力な競合がウェブ上に存在しないこと

 インターネット上に、自社と同じ分野の商品を扱っているネットショップで、サイトの見栄えでも、商品の品揃えでも、価格でも、独立サイトであれば検索エンジン対策でも、自社の能力で対応可能なレベルよりも遙かに強力なサイトがある場合、自社の苦戦が予想されます。

 自社が取り扱う商品の分野で強力な競合が存在する場合、自社の能力で対抗できるかよく検討しなければなりません。そして、対抗できそうに無ければ、取り扱う商品分野の変更も検討しなければなりません。


4. 自社が取り扱う商品群の需要があること

 当たり前の話しですが、競合がほとんど無くとも需要のない商品は売れません。
 『3』の強力な競合が存在しないことと、その取り扱う商品に需要があることとは相反する場合が多いのですが、そのバランスを取る必要があります。
 ですから、敢えてロングテールを狙って、需要は小さいけれど競合が少ない分野で出店するという手もあります。
 ここら辺はケースバイケースです。 よろしかったら当社までご相談下さい。


5. ある程度客単価が取れる分野の商品であること

 客単価が低い分野の商品を取り扱うと、数多く販売しなければ売上や利益が取れないことになり、オペレーションが大変で手間が掛かります。
 ですから、ある程度客単価が取れる分野の商品を販売しましょう。



出店先の決定


 ネットショップの出店に際しては、取扱商品の決定と合わせて、独自のサイトを持つか、それとも「楽天市場」などのショッピングモールに出店するかを決めなければなりません。 そして、ショッピングモールに出店するのならば、出店先をどのモールにするか決めなければなりません。
 以下に、独自サイトでの出店とショッピングモールへの出店、それぞれの得失を述べます。


1. 集客力

 独自サイトでは一般的に集客力に限りがありますが、「楽天市場」など大手ショッピングモールは圧倒的な集客力を誇ります。


2. 競合の度合い

 独自サイトでもほとんどの場合多くの競合に直面することになりますが、ショッピングモールに出店した場合は、同一または類似の商品を取り扱う多数の店が、価格や売り方などで激しく競合することになります。
 ですから、ショッピングモールの集客力と合わせて、競合の度合いが少ない独自の商品を持っているか、価格競争力に自信のある場合はショッピングモールへの出店が望ましいものとなりますが、そうでない場合は一考を要します。


3. 売上に対して掛かる手数料

 独自サイトでは、売上から手数料が控除されることは、クレジットカード会社への手数料以外にほとんどありませんが、ショッピングモールに出店した場合には、売上のある程度の割合を手数料としてモール運営会社に支払わなければなりません。

 当社がコンサルティングしたお店では、「楽天市場」の場合、売上額に対する手数料、クレジットカード決済の手数料、ポイント還元分、などを合わせて売上額の10%強を同社に支払う必要がありました。


4. サイト制作の費用と手間

 これは、言うまでもなく費用も手間も独自サイトの方が遙かに余計に掛かります。


5. SEO対策(検索エンジン対策)

 ショッピングモールへの出店では、SEO対策はほとんどの場合必要ありませんが、独自サイトでSEO対策を行った場合、数十万円から100万円の費用とかなりの技術や手間が必要となります。


6. 上記得失の総合評価

 独自サイトでの出店は、初期費用と立ち上げ時の手間が多く掛かりますが、売上に対する高額の手数料を支払う必要がありません。
 これに対してショッピングモールへの出店は、初期費用も立ち上げ時の手間もあまり掛からないものの、売上に対する高率の手数料を払い続けなければなりません。
 ただ、大手ショッピングモールは巨大な集客力を持つので、モール内の競争に勝てれば、独自サイトの場合ほど苦労せずに巨額の利益を手に入れられる可能性があります。





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