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経営コンサルタントがお教えする「決算書と経営戦略」

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

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1. 当社(株式会社名門進学会)を例に
 今日は、経営者の皆様にはおなじみ、絶対に読めなくてはならない決算書と経営戦略のお話をさせて頂きます。 なお、経営コンサルタントには守秘義務があるので、僕のクライアント企業を例にとるのではなく、例として当社(株式会社名門進学会)を挙げ、その後に一般的なお話しをします。

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2. まずは損益計算書から
 まず損益計算書(P/L)を見ると、当社の場合、家庭教師派遣の「名門進学会」も、家事代行の「エンジェル仙台」も、ハウスクリーニングの「おそうじ工房仙台」も、ドアトゥードアで人を派遣するサービス業ですので、原価はすべてがサービススタッフの人件費(時給)です。

 当社の粗利(売上総利益)は、売上高から売上原価である人件費を差し引いたものです。 現状、上記3ビジネストータルで率が55%を少し超えています。 今頂いている上代は、競合の値段を考慮するとあまり動かす余地はありません。 また、スタッフの高いロイヤルティーを今後とも維持するために、人件費率(時給)を下げることは全く考えていません。

3. 営業利益増大のために
 こういった状況の中で営業利益(売上総利益-販売費及び一般管理費)を増大させるために出来ることは、売上高(量)を増やすことと販管費を減らすことです。 当社は、どのビジネスもネットだけで集客していますので、売上を増やすためには、ウェブマーケティング力の向上が必要です。 そのために、ネット広告の見直しと更なるSEO対策を行っている最中です。

 また、販管費の一部である本部コストの削減のために、現在、「サービススタッフの給与計算からお客様にお送りする請求書の作成までを一気通貫で出来るITシステム」の制作を行っています。 このシステムについては、出来上がりましたらば、また皆様にお話し(提示)させて頂きます。

4. 次に貸借対照表を
 次に貸借対照表(B/S)ですが、当社の場合、良い立地に立派な箱が要る訳でもなく、製造設備が要る訳でもなく、販売在庫が要る訳でもないので、とても軽いです。 資金も多くは必要としないので、デットファイナンスもエクイティファイナンスも行っておらず、自己資金と内部留保だけで回している、いわゆるブートストラップ企業です。 ですから、ここで当社のB/Sについて述べることはありません。

 ただ、一般的には、支払についての余裕を示す流動比率(流動資産/流動負債×100)や当座比率(当座資産/流動負債×100)については留意して下さい。 加えて、売上のために大きな設備を必要とする企業は、売上高や自己資本額に対して設備投資額が大きくなり過ぎないように注意して下さい。

5. キャッシュフローにも留意を
 また、キャッシュフローについても、当社のビジネスが多くの資金を必要としないことから、余裕をもって回っていますので、当社のキャッシュフロー計算書についても述べることはありません。これに対して、支払に対して入金が遅れるようなビジネスを行っている企業は、年次といった長期ではなく月次のキャッシュフローに常に注意を払って、黒字倒産などといった事態を招かないようにして下さい。

6. 決算書からやるべきことが
 上記のように、決算書の各項目から、やるべきことが色々と見えてきます。 仙台市の経営者の皆様も、決算を税理士任せにしないで、出来上がったものに自分でしっかりと目を通して、その改善のためにやるべきことを考えて下さい。 ご相談頂ければ、僕もお手伝いしますので。  



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