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仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」3

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 経営者のための本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「最高経営責任者(CEO・Chief Executive Officer)」のための書籍を読了した感想をお話しします。  経営者の皆様にはとても興味が持てるお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:For CEOs

US$24.95(Amazonで2,300円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   書名の通り経営者のための本です!
 この本は、「For CEOs」という書名の通り、最初から最後まで経営者の役に立つ文章が載っています。 それも、僕のような零細企業の経営者ではなく、本社の総合職が沢山いるような規模のある会社の経営者に向けて書かれています。 「HBR」自体大企業のマネージャー以上を対象としている本なので、当然のことなのですが。

   頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やHBSを卒業して世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世している人、など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でも、この本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  1. Your Strategy Needs a Strategy

  2. Managing Your Innovation Portfolio

  3. Leading Change:Why Transformation Efforts Fall

  4. Reinventing Your Business Model

  5. Leadership Is a Conversation

  6. Strategic Intent

  7. When Growth Stalls

  8. The Secrets to Successful Strategy Execution

  9. The focused Leader

  10.Managing Risks:A New Framework

  11.21st-Century Talent Spotting

4. 面白かったコンテンツとその概略
  1. Your Strategy Needs a Strategy
 この章の内容は、「企業が直面するそれぞれの環境によって、経営戦略を変えなければならない。」ということです。 そして、直面する環境の違いによって、4つの類型を挙げています。

    1)Classical
 環境変化が予測可能で、自社がマーケットに対して影響力を持たないとき。 経営目標を設定して、量的予測を行い、将来に向けてよく計画する。

    2)Adaptive
 環境変化の予測が難しく、自社がマーケットに対して影響力を持たないとき。 柔軟性を持つことを旨として、起きた事柄に素早く対応できるようにする。

    3)Shaping
 環境変化の予測は難しいが、自社がマーケットに対して影響力を持つとき。 これも柔軟性を持つことを旨とするが、自社の境界を越えて好ましいエコシステムを作ることを目指す。

    4)Visionary
 環境変化が予測可能で、自社がマーケットに対して影響力を持つとき。 自社が持つリソースを用いて、計画に従って、ステップを踏んで、マーケットを変えていくことを目指す。

  2. Leadership is a Conversation
 この章では、企業内コミュニケーションは、「今までのような上位下達のものではなく、個人個人に対しての親密なものでなくてはならない。」と述べています。 そして、親密さの下に従業員の話をよく聞き、価値を伝え、信頼を勝ち取らなければならない、としています。 また、ボトムアップの声を、経営に反映させることも必要である、とも記しています。

  3. Managing Risks:A New Flamework
 この章では、経営上発生しうる3つのリスクのマネジメントについて、それぞれ述べています。

    1)Preventable Risks
 これは、自社社員が不正行為などを行って企業価値を傷つけるリスクで、社員に価値と規範を徹底させ、内部統制をきちんと行うことで防げる、としている。

    2)Strategy Risks
 これは、企業が大きなリターンを得るためなどで戦略的行動をとったときに生じるリスク。 専門家を交えた「リスクが金銭的損失を発現させないためのシステム」を築く必要がある。

    3)External Risks
 政治やマクロ経済・自然現象など、コントロール不可能な外部要因によって発生するリスク。 対策としては、事前にシナリオプランニングやシミュレーションなどを行っておく。


仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」2

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. イノベーションの本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「イノベーション(Innovation)」についての書籍を読了した感想をお話しします。  皆様の会社にも関係があるお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Innovation

US$24.95(Amazonで2,200円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   利益が出るイノベーションを
 この本は、消費者の満たされないニーズを掴んで、それに対応した商品やサービスを開発・提供出来るようにするためのノウハウを記しています。

 「初めにイノベーションありきではなく、消費者の(現状では)満たされないニーズを中心に置いたイノベーションを行わなければならない。 それが出来れば、大きな利益が得られる。」ということが、この書籍における全編のテーマです。

   頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やHBSを卒業して世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世している人、など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でも、この本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  1. The Innovation Catalysts

  2. Stop the Innovation Wars

  3. How GE Is Disrupting Itself

  4. The Customer-Centered Innovation Map

  5. Is It Real? Can We Win? Is It Worth Doing?

  6. Six Myths of Product Development

  7. Innovation:The Classic Traps

  8. Discovery-Driven Planning

  9. The Discipline of Innovation

  10.Innovation Killers

4. 面白かったコンテンツとその概略
  1. The Customer-Centered Innovation Map
 この章では、お客様のニーズを満たすイノベーションを起こすためには、以下のことをすれば上手く行きやすいと言うことを述べています。 それは、「お客様のジョブを(8ステップに)細分化したジョブマップを作成して、ジョブを成し遂げるのに困っている点を解決する財やサービスを作る。」ようなイノベーションを行う、ということです。

 なお、ここで言う「ジョブ」については、HBS教授クレイトン・クリステンセンの「ジョブ理論(日本語訳が出ています)」を読めば、腑に落ちます。

  2. Is It Real? Can We Win? Is It Worth Doing?
 この章では、自社が目指すイノベーションが、 1.実現可能であるか、2.市場での競争に勝てるか、3.それをやるだけの価値があるか、を高い精度で事前に予測する方法を記しています。 用いるものは、リスクマトリクス(イノベーションの新規度とリスクの度合いのマトリクス図)とReal-Win-Worth Doing表です。

 この2つの表は、今までにイノベーションを行った50社を調査して作成したものが、HBRのこの章に記載されています。 この点は、日本のような著者の脳内ネタではなく、エビデンスを重視するアメリカの大学らしく、高い信頼感を持てます。

  3. Innovation:The Classic Traps
 この章では、イノベーションに際しての昔からある罠として、1.戦略の誤り(ハードルが高い、視野が狭い)、2.プロセスの誤り(予算などをきつくコントロールし過ぎる)、3.社内構造の誤り(社内の結びつきが緩く、2派閥に分かれてしまう)、4.スキルが足りない(リーダーシップとコミュニケーション能力に問題がある)、の4つを挙げています。 

 そして、上記の4項目それぞれについて例を2~3挙げ、それらの修正方法を詳細に記しています。

  4. Discovery-Driven Planning
 この章では、「判明させた事柄を基にイノベーション計画を立てる方法について」述べています。

 そのプロセスは、1.必要とする利益から収入を求めるリバース損益計算書によって収益性を確認する、2.推定収入から控除される推定費用を計算する、3.イノベーションに関わる他の管理職と自分の推定を擦り合わせる、4.そのイノベーションがなお有益か決定する、5.マイルストーン・イベントごとに今までの推定が妥当か検証する、の5ステップから成ります。


仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」について、読了した感想をお話しします。

1. HBR書籍:AI, Analytics, and the New Machine Age

2019年発行・US$24.95(Amazonで2,200円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   最新技術についての解説です!
 この書籍は、AIやドローン及び自動運転車、3-Dプリンターやブロックチェーン、スマートスピーカー(特にAmazon Alexa)、人間とAIとの協業など、最新技術の解説と、そのビジネスへの影響や取り入れ方、企業としての体制づくり、などについて記してあります。 現在進行中の案件がほとんどで、とても興味深いものでした。

   頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やHBSを卒業して世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世している人、など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でも、この本をすらすら読めました。

2. Contents(目次)
  1. Artificial Intelligence for the Real World

  2. Stitch Fix’s CEO on Selling Personal Style to the Mass Market

  3. Algorithms Need Managers, Too

  4. Marketing in the Age of Alexa

  5. Why Every Organization Needs an Augmented Reality Strategy

  6. Drones Go to Work

  7. The Truth About Blockchain

  8. The 3-D Printing Playbook

  9. Collaborative Intelligence:Humans and AI Are Joining Forces

  10.When Your Boss Wears Metal Pants

  11.Managing Our Hub Economy

3. 面白かったコンテンツとその概略
  1. Marketing in the Age of Alexa
 この単元は、AmazonのAlexaを代表とするスマートスピーカーを用いたECとそのマーケティングについて、書いてあります。 当社では、現在Googleのスマートディスプレイを使っていますが、これらに適切なリコメンデーション機能を持たせれば、強力なマーケティングツールになる、と記してあり、なるほどと思いました。

  2. Why Every Organization Needs an Augmented Reality Strategy
 この単元で述べている「Augmented Reality」とは、「拡張現実」のことです。 現実(現物)に、そこに無いモノの映像を重ね合わせて見せることが出来る技術です。

 例えば、「現場にいる修理技術者に、マニュアル的なモノの画像を重ね合わせて見せて修理の生産性を上げる。」などの使い方が出来るようになっているそうです。 また、未熟練労働者の生産性を上げるためにも使えるそうです。

  3. The Truth About Blockchain
 ブロックチェーン技術について書いてある単元です。 ブロックチェーンというと、僕は仮想通貨くらいしか思い浮かびませんでしたが、この技術により、金融トランザクションが素早く、簡単に、安全に、間違いなく記録できるのだそうです。

 仮想通貨とは全く関係のない金融会社でも、ブロックチェーン技術を取り入れてトランザクションを記録しているところが増えているそうです。

  4. The 3-D Printig Playbook
 3-Dプリンターのビジネスへの導入について、記してあります。 3-Dプリンターは、近年性能がどんどん向上していて、大規模なものも含めて色々なものが作れるようになったこと、大量生産にも対応出来つつあること、などが述べてあります。 そして、近いうちに、今までのラインによる伝統的な製造方法を駆逐するのではないかとも書いています。

  5. Collaborative Intelligence:Humans and AI Are Joining Foreces
 この単元では、人間とAIのコラボレーションについて書いてあります。 人間は人間が得意なことを担い、AIはAIが得意なことを担えば、高い生産性を持って高度なことが達成出来る、ということです。先進企業では、現在進行中(実験中)の案件です。 



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