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仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」14

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 「リーダーシップ」の本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Leadership」を読了した感想とその概略をお話しします。  経営者や上級管理職としての仕事に役立つお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Leadership

US$24.95(Amazonで2,400円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   A.リーダーのあり方について
 この本は、「Leadership」という書名の通り、最初から最後まで「リーダーとしてのあり方」に関する文章が載っています。 ただ、そこは「HBR」なので、経営者や上級管理職として「自社の従業員をどのように統率していくのか・導いていくのか」ということが重点的に述べられています。

   B.頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授や世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世した人など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でもこの本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  1. What Makes a Leader?

  2. What Makes an Effective Executive

  3. What Leaders Really Do

  4. The Work of Leadership

  5. Why Should Anyone Be Led by You?

  6. Crucibles of Leadership

  7. Level 5 Leadership: The Triumph of Humility

  8. Seven Transformations of Leadership

  9. Discovering Your Authentic Leadership

  10.Praise of the Incomplete Leader

4. 面白かったコンテンツとその概略
  1. What Makes an Effective Executive
 この章では、業績を上げるリーダーには様々なタイプがあるけれど、「彼らは、8つのルールに従って、正しいことを正しいしいやり方で行う。」と述べています。 その8つのルールを以下に記します。

 1)Ask what needs to be done.
 ここでは、「GE」中興の名CEOジャック・ウェルチの例を挙げて、「リーダーは、当該企業が何をなすべきかを正しく知らなければならない。」と述べています。

 2)Ask What’s right for the enterprise.
 個々の利害関係者のために何が正しいのかを訪ねるのではなく、「当該企業全体にとって何が正しいことなのかを尋ね、知りなさい。」と記しています。

 3)Develop action plans.
 自らの企業のミッションや価値と両立し、「望ましい結果が期待出来て、新たな機会に対応可能な実行計画を立てなさい。」と書いています。

 4)Take responsibility for decisions.
 すべての経営上の意思決定において、「誰が実行に責任を持ち、その実行に際して誰が影響を受けるのか、誰に知らされなければならないのか、を特定しておきなさい。」と述べています。

 5)Take responsibility for communicating.
 実行計画を策定する際には、「周囲に、その仕事のためにどのような情報が必要かを示して、それを出してもらうようにしなさい。」と記しています。

 6)Focus on opportunities, not problems.
 機会を利用することで業績を上げたいのならば、「自社の内部要因と外部環境の何が変化したのか特定し、どのようにしてそれを利用できるのか問いなさい。」と書いています。

 7)Run productive meetings.
 すべての会議は、「その目的を明らかにし、決定事項は文書にして配る。 必要がなくなった会議は止める。」など、生産的なものにするように述べています。

 8)Think and say “We,” not “I.”
 リーダーは、「自分自身のことだけを考えるのではなく、常に自分の会社の利益になることを考えていなさい。」と記しています。 これは、企業リーダーとしては当然のことです。

  2. Why Should Anyone Be Led by You?
 この章では、「企業リーダーとして、従業員を自分についていかせるための資質」を、以下に記した4点挙げています。 特に、経営者の方は、注意してご覧下さい。

 1)Reveal Your Weakness
 完璧なリーダーについていきたい人はほとんどいないので、時には(致命的にならない)弱さを見せて、人に頼ることもしなさい。 そうすれば、従う人々の協力も得やすくなる。

 2)Become a Sensor
 「人を不愉快にすることなく、個々人の間の微妙な問題に気が付く能力」を、磨きなさい。 そうすれば、社内の人間関係の質を適切に判断し、改善出来るようになる。

 3)Practice Tough Empathy
 従業員たちに激しく感情移入し、彼らの仕事を徹底的にケアして必要なものを与え、会社のために最善を尽くせるようにしなさい。 

 4)Dare to Be Different
 敢えて、「リーダーとして、他の従業員とは違う」振舞いをして、それを自分の特質としなさい。 そして、それを基盤として、従業員のモチベーションを高めなさい。


仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」13

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 有益な「企業文化」を作るための本
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Building a Great Culture」を読了した感想とその概略をお話しします。  経営者としての仕事に役立つお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Building a Great Culture

2020年発行・US$24.95(Amazonで2,300円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   A.経営者として「企業文化」を作る
 この本は、「Building a Great Culture」という書名の通り、最初から最後まで「企業文化」に関する文章が載っています。 ただ、そこは「HBR」なので、経営者として「業績に資する企業文化」を作るための方策が述べられています。 もちろん、企業業績とその文化との関わりについても沢山記してあります。

   B.頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授や世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世した人など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でもこの本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  1. The Leader’s Guide to Corporate Culture

  2. Manage Your Emotional Culture

  3. The Neuroscience of Trust

  4. Creating a Purpose-Driven Organization

  5. Creating the Best Workplace on Earth

  6. Cultural Change That Sticks

  7. How to Build a Culture of Originality

  8. When Culture Doesn’t Translate

  9. Culture Is Not the Culprit

  10.Conquering a Culture of Indecision

  11.Radical Change, the Quiet Way

4. 面白かったコンテンツとその概略
  1. The Leader’s Guide to Corporate Culture
 この章では、カルチャーとリーダーシップの相互作用が企業業績に与える影響について分析しています。 そして、まず企業カルチャーを、以下の8つに分類しています。

 1)Caring:従業員同士の関係性と相互信頼を重視。 2)Purpose:理想主義と利他主義からなる。  3)Learning:学習・探索と創造性を重視。 4)Enjoyment:楽しさと興奮を重視。 5)Results:達成と勝利を重視。 6)Authority:強さや大胆さを重視。 7)Safety:計画や準備、注意力を重視。 8)Order:尊敬と規範を重視。

    カルチャーと企業業績
 また、このカルチャーと企業業績の関係を、以下の5つに分類しています。

 1)戦略とリーダーシップが上手くかみ合った時には、強いカルチャーが企業業績に良い結果をもたらす。
 2)将来のために選抜途上のリーダーには、前向きの戦略と前向きの企業カルチャーが必要である。
 3)企業同士が合併した時には、強みを補完する新しいカルチャーが、統合を推進し、時とともにより大きな価値をもたらす。
 4)不確実な環境の下では、素早く動けて学習する能力が重要性を持つ。
 5)強い企業カルチャーが戦略と不整合であるときには、当該企業にとって重大な重荷となる。

  2. The Neuroscience of Trust
 この章では、従業員の関与(engagement)が企業業績に大きな影響を与えると述べて、それを高めるためには信頼の醸成が役に立つと記しています。 そして、その信頼を醸成する(脳科学で言うところの「信頼ホルモン・オキシトシン」を出す)8つの方法を以下に書きます。

 1)Recognaize Excellence
 「結果を出した従業員に対しては、すぐにその業績を認める。」ことが、彼らの信頼の醸成に一番役に立つ。

 2)Induce “Challenge Stress”
 従業員に対して、難しいけれど達成可能な課題を与えて適度なストレスをかければ、彼らの脳内にオキシトシンが分泌されて、社内の結びつきが強化される。

 3)Give People Discretion in How They Do Their Work
 従業員に対して仕事の進め方の裁量権を与えることは、彼らにとって大きなモチベーターとなる。

 4)Enable Job Crafting
 従業員がどのプロジェクトに最も関与するのかを自主的に決められるようにすれば、会社への信頼感が増す。

 5)Share Information Broadly
 企業がその目標や経営戦略などといった情報を従業員と広く共有すると、それが会社への信頼感とチームワークを向上させる。

 6)Intentionally Build Relationships
 従業員同士の結びつきを強化すると、オキシトシンの分泌が増えて、彼らの仕事のパフォーマンスも向上する。

 7)Facilitate Whole-Person Growth
 企業が従業員の個人的成長を後押しすれば、彼らの会社への信頼感と仕事のパフォーマンスが向上する。

 8)Show Vulnerability
 「リーダーが、共に働く人たちに頼みごとをする。」など弱みを見せれば、部下たちにオキシトシンが分泌され、更なる信頼と協力を得られる。


仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」12

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. ビジネスにおける「交渉術」の本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Negotiation」の本を読了した感想とその概略をお話しします。  経営者や上級管理職としての仕事に役立つお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Negotiation

2019年発行・US$24.95(Amazonで2,300円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   ビジネスの現場における交渉術が
 この本は、「Negotiation」という書名の通り、最初から最後まで「交渉」に関する文章が載っています。 ただ、そこは「HBR」なので、「ビジネスにおける交渉」をテーマとし、経営者や上級管理職として「どのように交渉するのか」、といったことが述べられています。 もちろん、「交渉前の準備」や「契約成立後の履行」についても書いてあります。

   頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授や世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世した人など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でもこの本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  1. Six Habits of Merely Effective Negotiators

  2. Control the Negotiation Before It Begins

  3. Emotion and the Art of Negotiation

  4. Breakthrough Bargaining

  5. Rules for Negotiating a Job Offer

  6. Getting to Si, ja, oui, Hai, Da

  7. Negotiating Without a Net: A Conversation with the NYPD’s Dominick J. Misino

  8. Deal Making 2.0: A Guide to Complex Negotiations

  9. How to Make the Other Side Play Fair

  10.Getting Past Yes: Negotiating as If Implementation Mattered

  11.When to Walk Away from a Deal

4. 面白かったコンテンツとその概略
 交渉本体において取るべき方法や持つべきスキルについては、今までに「ハーバード流交渉術」など内外を問わず沢山の書籍が出ています。 ですから、ここでは、「交渉の前の準備」や「契約成立後の履行」について記してある章をご紹介します。
  
  1. Control the Negotiation Before It Begins
 この章では、交渉本体のみならず、そこに至る過程も結果に大きな影響を及ぼすので、「交渉中に問題が起きて大きな損失を出したりしないように、事前にしっかりと準備しておきなさい。」と述べて、以下の4つの戦略を記しています。

 1)交渉担当者は、最初に「交渉プロセス」の問題を交渉して、それを自社にとって有利なもの(少なくとも不利でないもの)にしておく。

 2)交渉担当者は、最初に現実的な期待(目標)を設定しなければならない。 さもなければ、まとまるものもまとまらなくなってしまう。

 3)事前に、「交渉に影響を及ぼすプレーヤ&交渉結果に影響を受けるプレーヤー」を明確にしておかなければならない。 それは、良い結果を得るためには、直接の交渉相手のみならず、(交渉参加者以外でも)関係プレーヤーの利害得失をも考慮しなければならないからである。

 4)交渉を始める時には、相互の心理的フレームワークについても熟慮して、時にはその転換を図り、交渉を有利に進めるようにする。(ここでは記しませんが、もちろん、心理的フレームワークとその転換の例も挙げています。)

  2. Getting Past Yes: Negotiating as If Implementation Mattered
 この章では、「自社に有利な交渉結果(契約)を得るだけでは不十分で、その履行(Implementation)を得て、初めて交渉の成果となる。」ということを述べています。 そして、履行を得るための方策として、以下の事柄を挙げています。

 1)交渉に際しては、そのテーマについて事前に自組織内の利害関係者とよく調整を図るようにし、交渉相手にもそうしてもらい、双方ともが契約締結後彼らの協力を得られるようにしておく。

 2)1)を受けて、交渉中からオファーが契約成立後履行可能か熟慮し、交渉相手にも同じように熟慮してもらう。 そうすれば、履行不可能なオファーが、交渉段階でなされることが減少する。

 3)契約が成立した後は、相手側の契約履行についても、可能であれば手助けをする。 そして、そのようして、少なくとも相互に契約内容を実行し終えるまでは、契約締結相手とは良い関係を保つようにする。


仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」11

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 「ブロックチェーン技術」の本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Blockchain」の本を読了した感想とその概略をお話しします。  先日来仮想通貨「ビットコイン」で話題になっている「ブロックチェーン技術」のお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Blockchain

2019年発行・US$22.95(Amazonで1,900円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

  A.ブロックチェーン技術をビジネスへ
 この本は、「Blockchain」という書名の通り、最初から最後までブロックチェーン技術に関する文章が載っています。 ただ、そこは「HBR」なので、この技術を「ビジネスでどのように使っていくか」、上級管理職として「自社に導入するにはどうすればよいか」といった内容がメインになっています。

  B.頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やMIT(Massachusetts Institute of Technology・マサチューセッツ工科大学)の教授など、とても頭の良い人たちばかりです。

 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、技術的なことには疎い僕(学部も大学院も経済学専攻)でも、この本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
 Introduction:Blocchain and the Data Integrity Revolution

 Section1:Understanding Blockchain
  1. The Truth About Blockchain

  2. A Brief History of Blockchain

  3. The Blockchain Will Do to the Financial System

  4. Who Controles the Blockchain?

  5. How Safe Are Blockchain? It Depends

  6. What Blockchain Can’t Do

 Section2:Blockchain and Business
  7. How Blockchain Is Changing Finance

  8. As Cryptocurrencies Rise, Who Needs Banks?

  9. Global Supply Chains Are About to Get Better, Thanks to Blockchain

  10.What Blockchain Means for the Sharing Economy

  11.How Blockchain Can Help Marketers Build Better Relationships with Their Customers

  12.Blockchain Could Help Artists Profit More from Their Creative Works

 Section3:The Future of Blockchain
  13.Does Your Idea Actually Require Blockchain?

  14.How Regulation Could Help CryptoCurrencies Grow

  15.Using Blockchain to Keep Public Data Public

  16.Blockchain Will Help Us Prove Our Identities in a Digital World

  17.Making Cryptocurrency More Environmentally Sustainable

4. 面白かったコンテンツとその概略
 1. The Truth about Blockchain
 この章では、「ビットコイン」の中心技術である「ブロックチェーン」技術の概略と、そのビジネスへの導入について述べており、その後の章への導入となっています。 ですから、この章の概略を以下にご紹介します。

  A.ブロックチェーン技術の5つの原則
 章の最初の部分で「ブロックチェーン技術の基になっている5つの原則」を挙げているので、まずはそれを以下に記します。

 1)Distributed Database
 ブロックチェーン上のすべての参加者が、データベースまるごとにアクセス出来、媒介者無しに取引相手の記録を直接に検証することが出来る。 もちろん、単独の中心者がデータや情報をコントロールする訳ではない。

 2)Peer-to-Peer Transmission
 トランザクションは、中心となるノードを通してではなく、当該参加者どうしに直接に発生する。

 3)Transparency with Pseudonymity
 すべてのトランザクションとそれに伴う価値の移動は、当該システムにアクセスするすべての者が見られる。 そのユーザーは、匿名のままでも身元(ID)を明かしても構わない。

 4)Irrevesibility of Records
 いったんデータベースに載せられたトランザクシの記録は、消去も変更もできない。 それは、永久的に時系列でデータベースに載って、他のすべての参加者が参照出来る。

 5)Computationl Logic
 もちろん、ブロックチェーンにおけるトランザクションは、計算のロジックに紐づけられている。 よって、ユーザーが、自動的にトランザクションを行うように、アルゴリズムとルールを設定することも可能である。

  B.ブロックチェーン技術のビジネスへの応用
 章の後半では、ブロックチェーン技術のビジネスへの応用、とりわけ「上級管理職としての自社への導入」について述べているので、以下の2点にその概略を記します。

    トランザクション費用を大幅に削減
 ブロックチェーン技術はまだ確立したものではないけれど、自社がそれを使いこなす能力を持つための投資はもう早過ぎない。 この技術は、トランザクションコストを大幅に削減するなど非常に革新的なものなので、競合に先んじた方が良い。

    シングルユースから
 それで、最初に自社でブロックチェーン技術を使うのであれば、シングルユースで、ほとんどエコシステムを必要としないものからやった方が良い。 例えば、まずは、ビットコインを顧客との入出金に使えるようにすることなど。


仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」10

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 「チームマネジメント」の本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Teams」を読了した感想と内容の概略をお話しします。  企業リーダーの皆様には、興味を持って読めるお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Teams

US$24.95(Amazonで2,300円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   「チーム力」を向上させる方法が
 この書籍のタイトルは、上述のように「Teams」ですが、そこは「HBR]なので、企業リーダーとしてチームの戦闘能力を向上させる方法が盛りだくさんに書いてあります。 その内容は、エグゼクティブ・オフィサーのみならず、マネージャークラス(日本企業では部長・課長)の方にもお薦めしたいものに仕上がっています。

   頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やHBSを卒業して世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世している人、など、とても頭の良い人たちばかりです。

 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、経営者としては未熟な僕でも、この本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  1. The New Science of Building Great Teams

  2. Why Teams Don’t Work: An Interview with J. Richard Hackman

  3. The Discipline of Teams

  4. Eight Ways to Build Collaborative Teams

  5. The Power of Small Wins

  6. Building the Emotional Intelligence of Groups

  7. Managing Multicultural Teams

  8. When Teams Can’t Decide

  9. Virtuoso Teams

  10.How Management Teams Can Have a Good Fight

4. 面白かったコンテンツとその概略
  1. The Discipline of Teams
 この章では、まず、「まとまりの良いチームによる仕事の成果は、個々のメンバーが最善を尽くした場合のそれの合計を遥かに上回る」と記しています。 そして、チームが結果を出すための重要な事柄として以下の5つを挙げ、「その5つが確立すれば、直面する厳しい状況に対応出来るようになる。」と述べています。

 1)A meaningful common purpose that the team has helped.
 最初は外部から与えられた命令でも、チームとしてそれを自分たち自身が持つ共通の目標とする。

 2)Specific performance goals that flow the common purpose.
 チーム内の役職などの違いに関わらず、共通の目標に由来する特定の成果に向けて、集団としての努力を傾注する。

 3)A mix of complementary skills.
 チームメンバーが、お互いに補完しあう専門的スキルを持つようにする。 最初から全スキルがそろわなくとも、業務遂行の中で開発していくようにする。

 4)A strong commitment to how the work gets done.
 リーダーのみならず、すべてのチームメンバーがやるべき業務に強くコミットして、チームの業績に確かな方法で貢献する。

 5)Mutual accountability.
 チームとして適切なゴールに至る過程が、「個々のメンバーの他のチームメンバーに対する責任感」を著しく強くする。

  2. How Management Teams Can Have a Good Fight
 この章では、「マネジメントチーム内での衝突が、個人的なものではなくプロフェッショナルとしてのものであれば、チームとしての戦闘能力向上に貢献する。」と述べています。 そして、個人的な衝突を避け、「衝突を、マネジメントチームとしてビジネス上有意義なものにする」ために、以下の6つの戦術を挙げています。

 1)Focus on the facts.
 自社や競合についての豊富なデータで自己武装すれば、厳しい問題に対しても勇気を持って討論出来る。 無知のままで議論することなかれ!

 2)Multiply the alternatives.
 意思決定をする前に、4つか5つのオプションを検討する。 このことが、チームが2つに割れて争うことを防ぐ。

 3)Creat common goals.
 共通の目標を設定して、チームを1つに統合する。 このことが、協働してより良い意思決定をするのに役立つ。

 4)Use humor.
 会話にユーモアを交えたり、皆でイベントを開催したりすれば、メンバー間の緊張を緩和し、協働の機運を醸し出す。

 5)Balance the power structure.
 CEO以外のメンバーも自分の専門分野では権限と責任を持っているので、メンバー間の公正さを確立し、全員が戦略的決定に参加するようにする。

 6)Seek consensus with qualification.
 マネジメントチームとして合意に達しなければ、関連部門の最高責任者が、他の人の意見も参考にしながら、公正と公平の元に意思決定をする。


仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」9

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 企業リーダーのための「コラボレーション」の本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Collaboration」の本を読了した感想と内容の概略をお話しします。  企業リーダーの皆様は、興味を持って読めるお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Collaboration

US$24.95(Amazonで2,300円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   企業内外の協働に役立つ内容が!
 この書籍のタイトルは、上述のように「Collaboration」ですが、そこは「HBR」なので、最初から最後まで「企業リーダーとしてのコラボレーション」について書いてあります。

 同一企業内、同一グループ内のみならず、社外とのコラボレーションのやり方についても述べています。 ですから、社外の専門家をよく使うような会社のリーダーの方にも役立つ内容となっています。

   頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やHBSを卒業して世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世している人、など、とても頭の良い人たちばかりです。

 もちろん、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、経営者としては未熟な僕でも、この本をすらすら読めました。

3. Contents(目次
  1. Are You a Collaborative Leader?

  2. Social Intelligence and the Biology of Leadership

  3. Bringing Minds Together

  4. Building a Collaborative Enterprise

  5. Silo Busting: How to Execute on the Promise of Customer Focus

  6. Harnessing Your Staff’s Informal Networks

  7. Want Collaboration? Accept-and Activity Manage-Conflict

  8. Shattering the Myths About Enterprise 2.0

  9. When Internal Collaboration Is Bad for Your Company

  10.Which Kind of Collaboration Is Right for You?

4. 面白かったコンテンツとその概略
  1. Social Intelligence and the Biology of Leadership
 この章の著者の1人は、EQ(感情指数)で著名なダニエル・ゴールマンです。 まず「リーダーの言動が生理的に従業員の精神状態に大きな影響を与え、そして、それが社内のムードに大きな影響を与える」とし、「そのことが、企業の業績にも大きく影響する」と述べています。

 この前置きの後に、Social Intelligence(社会的知性)を向上させる方法を記していますので、それを以下に書きます。

 1)自分のソーシャルスキル(下の7つ)の強みと弱みを明らかにする。
  A.共感力 B.周囲と調する能力和 C.組織内のことを気づく能力 D.影響力 E.周囲を向上させる能力 F.周囲を鼓舞する能力 G.チームワークをもたらす能力

 2)1)の後に、適切なコーチに指導を受けたり社会的知性の高いメンターの下で働いたりして、自分の社会的知性を向上させる。

  三沢が考える日本でも出来る対策:日本では、「ソーシャルインテリジェンスを向上させるための適切なコーチやメンターを得ることが難しい」ので、著者の1人ゴールマンのEQの本や心理学の本を何度もよく読んで、その内容を企業内で実践してみれば良いかと思います。

  2. Which Kind of Collaboration Is Right for You?
 この章では、「イノベーションを起こすための外部のパートナーとのコラボレーション」について、記しています。 著者は、外部組織(または個人)とのコラボレーションとして、以下の4つのタイプを挙げています。

 1)オープンで階層的:誰もがアイデアを提示でき、トップがどうするか決定する。 2)オープンでフラット:誰もが参加でき、参加者皆でどうするか決める。 3)クローズドで階層的:トップが誰を参加せるか決め、そしてどうするか決める。 4)クローズドでフラット:トップが誰を参加させるか決めるが、参加者が皆でどうするか決める。

 そして、それぞれのタイプの得失を明確に示して(それぞれがトレードオフであることも示して)、「自社の能力と戦略に最も適したコラボレーションのタイプを採用しなさい!」と述べています。



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