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経営コンサルタントお薦め:「行動経済学」の本×2

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 「行動経済学」とは
 行動経済学とは、経済学と心理学(特に実験心理学)や脳科学、神経科学などの知見を融合させたもので、ほとんどの場合実験によるエビデンスを持っています。 また、最近何人もの方が、この行動経済学の研究でノーベル賞を受賞しています。

  人間の行動は非合理的
 従来の経済学は、人間の完全合理性を前提とした非現実的な理論が主でした。 それに対して、行動経済学では、「人間は必ずしも合理的ではなく、限られた情報の下で心理的なバイアスを伴った非合理的な行動をすることがよくある(限定合理性)。」として、より現実に近いものになっています。

  経営者にもお薦め
 このような行動経済学の知見を身に付けていることは、ビジネスの場でもとても有益です。 ですから、このブログをご覧の経営者の皆様にも、以下の2冊のような本を読んで行動経済学の知見を身に付けることをお勧めします。

2. エッセンシャル版 行動経済学

ミシェル・バデリー著・土方奈美訳
早川書房・税別1,600円
2018年9月発行

同目次

同中身

目次
 第1章
 経済学と行動
 第2章 モチベーションとインセンティブ
 第3章 社会生活
 第4章 速い思考
 第5章 リスク下の選択
 第6章 時間のバイアス
 第7章 性格、気分、感情
 第8章 マクロ経済学における行動
 第9章 経済行動と公共政策

  行動経済学のエッセンスが
 この本は、書名の通り行動経済学のエッセンスを凝縮して記載しています。 まずは、行動経済学とはどのようなものか、既存の経済学とどう違うのか、それが人間の経済活動を捉えるのにどのように役に立つのか、などが手際よく書いてあります。

  首尾一貫していない
 そして、その後に、今までの研究や実験、観察などから得られた知見を、これも手際よく要約して記しています。 行動経済学の初学者にお薦めの本で、読めば人間の経済行動がまったく首尾一貫していないことがよく分かります。

3. 行動経済学入門 お金編

ダン・アリエリー&ジェフ・クライスラー著・櫻井祐子訳
早川書房・税別1,800円
2018年10月発行

同目次

同中身

目次
 第1部
 お金とはなんだろう?
  第1章 それに賭けてはいけない
  第2章 チャンスはドアを叩く
  第3章 ある価値提案

 第2部 価値とほとんど無関係な方法で価値を評価する
  第4章 すべてが相対的であることを忘れる
  第5章 分類する
  第6章 痛みを避ける
  第7章 自分を信頼する
  第8章 所有物を過大評価する
  第9章 公正さと労力にこだわる
  第10章 コトバと儀式の魔力に惑わされる
  第11章 期待を過大評価する
  第12章 自制心を失う
  第13章 お金を重視しすぎる

 第3部 さてどうする? 誤った思考の肩にすがる
  第14章 考えるだけなく行動で示す
  第15章 無料のアドバイス
  第16章 自制せよ
  第17章 「彼ら」との闘い
  第18章 立ち止まって考える

  お金についてより良い選択を
 この本は、まず、心理的バイアスなどにより、人間がお金に関してどのような非合理的な行動をとるのか、どのような誤りを犯すのか、を、その理由とともに記しています。 そして、「読者が、次にお金についての行動をとるときに、よりよい行動や選択が出来るように!」ということを目的として書いてあります。

  売り上げが課題の方にもお薦め
 「現代の上手なマーケティングに騙されて、どうしても浪費してしまう!」などという悩みを持つ方には、この本を読むことを強くお薦めします。 また、言葉は悪いですが、「上手に消費者を騙して、自社商品やサービスの売り上げを増したい!」という野望を持つ経営者の方にもお薦めです。



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