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仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」2

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. イノベーションの本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Innovation」についての書籍を読了した感想をお話しします。  皆様の会社にも関係があるお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Innovation

US$24.95(Amazonで2,200円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   利益が出るイノベーションを
 この本は、消費者の満たされないニーズを掴んで、それに対応した商品やサービスを開発・提供出来るようにするためのノウハウを記しています。

 「初めにイノベーションありきではなく、消費者の(現状では)満たされないニーズを中心に置いたイノベーションを行わなければならない。 それが出来れば、大きな利益が得られる。」ということが、この書籍における全編のテーマです。

   頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やHBSを卒業して世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世している人、など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でも、この本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  1. The Innovation Catalysts

  2. Stop the Innovation Wars

  3. How GE Is Disrupting Itself

  4. The Customer-Centered Innovation Map

  5. Is It Real? Can We Win? Is It Worth Doing?

  6. Six Myths of Product Development

  7. Innovation:The Classic Traps

  8. Discovery-Driven Planning

  9. The Discipline of Innovation

  10.Innovation Killers

4. 面白かったコンテンツとその概略
  1. The Customer-Centered Innovation Map
 この章では、お客様のニーズを満たすイノベーションを起こすためには、以下のことをすれば上手く行きやすいと言うことを述べています。 それは、「お客様のジョブを(8ステップに)細分化したジョブマップを作成して、ジョブを成し遂げるのに困っている点を解決する財やサービスを作る。」ようなイノベーションを行う、ということです。

 なお、ここで言う「ジョブ」については、HBS教授クレイトン・クリステンセンの「ジョブ理論(日本語訳が出ています)」を読めば、腑に落ちます。

  2. Is It Real? Can We Win? Is It Worth Doing?
 この章では、自社が目指すイノベーションが、 1.実現可能であるか、2.市場での競争に勝てるか、3.それをやるだけの価値があるか、を高い精度で事前に予測する方法を記しています。 用いるものは、リスクマトリクス(イノベーションの新規度とリスクの度合いのマトリクス図)とReal-Win-Worth Doing表です。

 この2つの表は、今までにイノベーションを行った50社を調査して作成したものが、HBRのこの章に記載されています。 この点は、日本のような著者の脳内ネタではなく、エビデンスを重視するアメリカの大学らしく、高い信頼感を持てます。

  3. Innovation:The Classic Traps
 この章では、イノベーションに際しての昔からある罠として、1.戦略の誤り(ハードルが高い、視野が狭い)、2.プロセスの誤り(予算などをきつくコントロールし過ぎる)、3.社内構造の誤り(社内の結びつきが緩く、2派閥に分かれてしまう)、4.スキルが足りない(リーダーシップとコミュニケーション能力に問題がある)、の4つを挙げています。 

 そして、上記の4項目それぞれについて例を2~3挙げ、それらの修正方法を詳細に記しています。

  4. Discovery-Driven Planning
 この章では、「判明させた事柄を基にイノベーション計画を立てる方法について」述べています。

 そのプロセスは、1.必要とする利益から収入を求めるリバース損益計算書によって収益性を確認する、2.推定収入から控除される推定費用を計算する、3.イノベーションに関わる他の管理職と自分の推定を擦り合わせる、4.そのイノベーションがなお有益か決定する、5.マイルストーン・イベントごとに今までの推定が妥当か検証する、の5ステップから成ります。



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