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仙台市・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」11

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 「ブロックチェーン技術」の本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、その「Blockchain」の本を読了した感想とその概略をお話しします。  先日来仮想通貨「ビットコイン」で話題になっている「ブロックチェーン技術」のお話しですので、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍:Blockchain

2019年発行・US$22.95(Amazonで1,900円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

  A.ブロックチェーン技術をビジネスへ
 この本は、「Blockchain」という書名の通り、最初から最後までブロックチェーン技術に関する文章が載っています。 ただ、そこは「HBR」なので、この技術を「ビジネスでどのように使っていくか」、上級管理職として「自社に導入するにはどうすればよいか」といった内容がメインになっています。

  B.頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)の教授やMIT(Massachusetts Institute of Technology・マサチューセッツ工科大学)の教授など、とても頭の良い人たちばかりです。

 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、技術的なことには疎い僕(学部も大学院も経済学専攻)でも、この本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
 Introduction:Blocchain and the Data Integrity Revolution

 Section1:Understanding Blockchain
  1. The Truth About Blockchain

  2. A Brief History of Blockchain

  3. The Blockchain Will Do to the Financial System

  4. Who Controles the Blockchain?

  5. How Safe Are Blockchain? It Depends

  6. What Blockchain Can’t Do

 Section2:Blockchain and Business
  7. How Blockchain Is Changing Finance

  8. As Cryptocurrencies Rise, Who Needs Banks?

  9. Global Supply Chains Are About to Get Better, Thanks to Blockchain

  10.What Blockchain Means for the Sharing Economy

  11.How Blockchain Can Help Marketers Build Better Relationships with Their Customers

  12.Blockchain Could Help Artists Profit More from Their Creative Works

 Section3:The Future of Blockchain
  13.Does Your Idea Actually Require Blockchain?

  14.How Regulation Could Help CryptoCurrencies Grow

  15.Using Blockchain to Keep Public Data Public

  16.Blockchain Will Help Us Prove Our Identities in a Digital World

  17.Making Cryptocurrency More Environmentally Sustainable

4. 面白かったコンテンツとその概略
 1. The Truth about Blockchain
 この章では、「ビットコイン」の中心技術である「ブロックチェーン」技術の概略と、そのビジネスへの導入について述べており、その後の章への導入となっています。 ですから、この章の概略を以下にご紹介します。

  A.ブロックチェーン技術の5つの原則
 章の最初の部分で「ブロックチェーン技術の基になっている5つの原則」を挙げているので、まずはそれを以下に記します。

 1)Distributed Database
 ブロックチェーン上のすべての参加者が、データベースまるごとにアクセス出来、媒介者無しに取引相手の記録を直接に検証することが出来る。 もちろん、単独の中心者がデータや情報をコントロールする訳ではない。

 2)Peer-to-Peer Transmission
 トランザクションは、中心となるノードを通してではなく、当該参加者どうしに直接に発生する。

 3)Transparency with Pseudonymity
 すべてのトランザクションとそれに伴う価値の移動は、当該システムにアクセスするすべての者が見られる。 そのユーザーは、匿名のままでも身元(ID)を明かしても構わない。

 4)Irrevesibility of Records
 いったんデータベースに載せられたトランザクシの記録は、消去も変更もできない。 それは、永久的に時系列でデータベースに載って、他のすべての参加者が参照出来る。

 5)Computationl Logic
 もちろん、ブロックチェーンにおけるトランザクションは、計算のロジックに紐づけられている。 よって、ユーザーが、自動的にトランザクションを行うように、アルゴリズムとルールを設定することも可能である。

  B.ブロックチェーン技術のビジネスへの応用
 章の後半では、ブロックチェーン技術のビジネスへの応用、とりわけ「上級管理職としての自社への導入」について述べているので、以下の2点にその概略を記します。

    トランザクション費用を大幅に削減
 ブロックチェーン技術はまだ確立したものではないけれど、自社がそれを使いこなす能力を持つための投資はもう早過ぎない。 この技術は、トランザクションコストを大幅に削減するなど非常に革新的なものなので、競合に先んじた方が良い。

    シングルユースから
 それで、最初に自社でブロックチェーン技術を使うのであれば、シングルユースで、ほとんどエコシステムを必要としないものからやった方が良い。 例えば、まずは、ビットコインを顧客との入出金に使えるようにすることなど。



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