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仙台・経営コンサルタントが読む「Harvard Business Review」29

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

1. 上級管理職のために「Agile(俊敏)」の本を
 今日は、世界的な名門の経営大学院「Harvard Business School」が出している権威あるビジネス誌「Harvard Business Review(HBR)」で、「Agile」を読了した感想とその概略をお話しします。 素早く結果を出したい上級管理職の方は、ぜひ最後までご覧下さい。

2. HBR書籍: Agile

US$22.95(Amazonで2,500円くらいで購入)

裏表紙

目次

中身1

中身2

   A. 最近話題の「Agile」の進め方が
 この本は、最近よく話題にも上る「Agile(俊敏)」という書名の通り、官僚的ではない「素早く効率的なビジネスの進め方」が、詳細に記述されています。ただ、そこは「HBR」の書籍なので、規模のある企業の野心的な上級管理職を対象読者としています。

   B. 頭の良い人たちが書いているので
 また、この本の著者は、HBS(Harvad Business School)などの教授や世界最高のコンサルティングファーム「マッキンゼー」で出世した人など、とても頭の良い人たちばかりです。 ですから、難しいことでも分かりやすく、かつ、プレーンな英語で書いてあります。 その結果、未熟な僕でもこの本をすらすら読めました。

3. Contents(目次)
  Introduction
   Agile: How to Get in the Game [and not Get in the Way]

   1. Agile at Scale

   2. Why Agile Goes Awry

   3. How to Make Sure Agile Teams Can Work Together

   4. How Nextdoor Addressed Racial Profiling on Its Platform

   5. HR Goes Agile

   6. How to Make Agile Work for the C-Suite

   7. How Agile Teams Can Help Turnarounds Succeed

   8. Making Process Improvements Stick

4. 役に立つコンテンツとその概略
  1. Agile at Scale
 この章では、「Agile」なビジネスメソッドを全社に拡大してその企業の業績をさらに向上させる方法を、以下の4ステップで記します。

 1)「Agile」チームを作る際には、自分の組織の異なる部門を顧客とみなすような「Agile的な方法と価値の統合」を行う。

 2)「Agile Project」の優先順位をつけるために、ビジネス機会の分類をしておく。

 3)「Agile Project」を継ぎ目無く統合するために、業務の流れをモジュールに分解する。

 4)年間予算の獲得プロセスを始めるときには、ベンチャーキャピタルのようなアプローチをとる。

  2. Why Agile Goes Awry
 この章では、多くの企業が意気込んで取り組む「Agile」的プロジェクトが失敗する理由と、そうならないための方法を述べています。 以下に、「Agile」プロジェクトの失敗を防ぐ方法を5つ記載します。

 1)プロジェクトの最初から最後まで、プロジェクトマネージャーのみならず、エンジニアやすべての関係者が協働する仕組みを作る。
 
 2)「目標達成に必要なすべての専門家」を網羅しているチームを組む。 それこそ、上級管理職から直接顧客に対応するパートまでである。
 
 3)無駄な努力をなくしてチームの決定権を向上させるために、1週間を超えない短期間の試行錯誤を繰り返すことに焦点を置く。
 
 4)顧客をプロジェクトの中心に据え、彼らが自分たちの製品を使う様子をよく観察・把握し、それを元にすべての会合を始める。 
 
 5)時間の経過による「試行錯誤の深さと質のレベル」の推移(間違いなく前進しているのかどうか)を、しっかりと把握する。

  3. Making Process Improvements Stick
 この章では、「Agile」プロジェクトを成功させた組織が、そのプロセスを後々まで定着させる方法を3点記載しています。 以下に、それらを述べます。

 1)「組織の目的と合致させる」という明確なメッセージを持って、その「Agile」プログラムに対してコミュニケートする。

 2)最も従業員に強く痛みを感じさせるポイントに、直接的な努力を傾注して取り組む。 「Agile」プログラムによって従業員に生じる痛みを取り除くことが、それを今後定着させるためにはとても重要である。

 3)上級管理職に、「従業員が小さな勝利を達成し続け、モチベーションと関与を維持する」ために、確実にコーチのようにふるまわせる。



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