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経営者のために:本「ファイナンシャル・マネジメント」

 仙台市で経営コンサルタントをお探しの皆様、こんにちは。 「名門コンサルティング」代表の三沢やすしです。

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1. かみ砕いて分かりやすい
 今日は、僕が読んで良かった企業財務の本「ファイナンシャル・マネジメント」を、ご紹介します。 この本は、HBS(Harvad Business School)などで、エグゼクティブMBAコース等のテキストとして用いられているようです。

 複雑な数式・高等数学を使わず、かみ砕いて分かりやすく書かれています。

2. 経営者の皆様にもお薦め
 理論のみならずある程度実践について書いてある本なので、僕はこの本を企業経営者の皆様にもお勧めします。 なお、財務担当役員・CFO(Chief Financial Officer)の方には、もう少し難易度の高い本をお勧めします。

ファイナンシャル・マネジメント
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ロバート・C・ヒギンズ著・グロービス経営大学院訳
ダイヤモンド社・税別4,400円・全533ページ
2015年2月26日 改訂3版 第2刷発行

この本の内容
第1章 財務諸表の解釈

 「貸借対照表」、「損益計算書」、「資金運用表」、「キャッシュフロー計算書」、などについての解説しています。 また、経済的価値と会計的価値(これらは乖離することがある)について記しています。

第2章 財務業績の評価
 ROE(Return on Equity・」株主資本利益率)は、「売上高当期利益率」、「総資産回転率」、「財務レバレッジ」から構成される、と記しています。

 また、ROEは、業績評価の指標として問題点があるが、広く用いられる、との記述があります。

 加えて、「売上高当期利益率」、「総資産回転率」、「財務レバレッジ」について、それぞれ解説しています。

第3章 財務予測
 予測財務諸表、キャッシュフロー予測、現金予算について解説しています。 また、財務予測に対する不確実性についての対応の仕方について述べています。

第4章 成長の管理
 企業の成長率は、高ければ高いほど望ましいと言うわけではなく、成長を賄えるだけのキャッシュを調達出来ずに破綻する場合もあることを示しています。 また、高すぎる成長に対する対応策についても述べています。

第5章 金融商品と金融市場
 金融商品と金融市場について、定義付けと解説を行っています。 また、U.S.の株式のリターンについての記述(インフレ率や債券のリターンを大きく上回る)があります。

 加えて、効率的市場仮説について説明をし、ヒギンズ教授はセミストロング・フォームでの効率的市場が成り立つことを支持しています。

第6章 資金調達方法の決定
 財務レバレッジ(自己資本に対する負債の割合)とその性質、及び影響について述べています。

 さらに、MM(モジリアーニ・ミラー)の無関連性命題(経済学の本では一般に「等価定理」と言っており、モジリアーニとミラーはこの理論でノーベル賞を受賞)についての記述があります。

第7章 DCF法
 DCFとは、Discounted Cash Flowのことで、将来のある期間のキャッシュフローを現在価値に割り引いたものです。 ここでは、これを基に投資機会の評価方法について述べています。

第8章 投資の意思決定におけるリスク分析
 投資のリスクと資本コストについて、解説をしています。 また、DCF法を用いる際に気を付ける点なども記しています。

第9章 事業価値評価とリストラクチャリング
 事業価値評価とは、事業の全部または一部に値段をつけることであり、そのための指標(PER-Price Earning Ratio(株価収益率)など)、方法、などを述べています。



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